Barms Corporation

バームスコーポレーションは資産運用・生命保険・シニアライフに強いFP会社です

ライフプラン

ライフプランニングとシニアライフプランニングの違い~その2

ところで、ライフプランニングの前に、“シニア”という言葉がつくと、少し様相が変わってくる。シニアライフプランニングでは、キャッシュフロー表より、貸借対照表の重要性が高くなる。貸借対照表の重要性は、年齢とともに上昇していき、死亡とともに、相続…

ライフプランニングとシニアライフプランニングの違い~その1

ライフプランニングというと、思い出されるのは、『キャッシュフロー表』であろう。AFPの資格を持っている人であれば、受検の時に作らされた思い出があるはずである。キャッシュフロー表を作ることが、ライフプランニングと解釈されることも多いが、キャッシ…

ライフプランニング~その5-3

ライフプランを改善しよう 金融資産がマイナスになってしまうのは困りますので、ライフプランを改善してみたいと思います。 パートで働く 「現在仕事をしている高齢者の約4割が「働けるうちはいつまでも」働きたいと感じている」(平成29年度版高齢社会白書…

ライフプランニング~その5-2

インフレも見積もろう 資産運用のセミナーなどで語られる「72の法則」をご存じでしょうか?例えば、2%だとすると、72を2で割ります。72 ÷ 2 = 36年 『2%で運用すると、36年で資産は倍になります』と説明します。4%だと、72 ÷ 4 =18年。利回りの力は大きいこ…

ライフプランニング~その5-1

ライフプランニング~その5 住宅関連の費用を見積もる 住宅関連の費用を見積もっておきましょう。森永様の自宅は、世田谷区内のマンションです。時価は2,000万円ほどと言われたことがありますが、固定資産税評価額は1,000万円です。 固定資産税の税率(1.4%…

ライフプランニング~その4-4

後期高齢者医療保険 75 歳以上になると後期高齢者医療保険が適用されます。世田谷区の場合、 算定基礎額(総所得額から基礎控除(33 万円)を差し引いた金額) に対して8.8% の所得割額 43,300 円の均等割額 で計算できます。 ライフイベントは、図1.11 のよ…

ライフプランニング~その4-3

税金と社会保険料を見積もってみよう(つづき) 国民健康保険料を計算してみると、表1.4 になります。薫子様については、65 歳になってご自身の年金を受け取るようになってからの金額で試算しています。お二人合計すると、年間で、約33 万2千円です。月単位…

ライフプランニング~その4-1

ライフプランニング~その4 支出を見積もろう(続き) 表1.2 の支出項目を含めた、将来の収支見通しは、図1.10 のようになります。ここで、折れ線グラフは毎年の収支の推移を、面グラフは金融資産残高を表しています。折れ線グラフが、プラスの領域にありま…

ライフプランニング~その3-3

図1.9を参考にして、松永家の支出を見積もってみましょう。 表1.1 毎月の支出の見積もり 表1.1 にあるように松永様の自宅はマンションとし、すでにローンはないものと考えます。毎月の支出は22 万円ということになります。 ところで、正彦様がなくなった後は…

ライフプランニング~その3-1

ライフプランニング~その3 収入を確認しよう(続き) 老齢基礎年金は、そのまま支払われますから、薫子様は、83歳からは、78万円+11万円+71万円=160万円の公的年金を受け取ることになります。 図1.6 遺族年金の試算 図1.8 将来の収支と資産を見積もる

保険会社の規模??

Q 実家に戻ったのですが、実家の火災保険に加入しようと思っているのですが、ちょっと保険料高いので迷っています A じゃあ、保険の設計書をもってきてもらえばちょっと見ますよ Q 実は、今、持っています。見てもらえますか? ほけんの窓口で、東京海上日動…

ライフプランニング~その2-4

ライフプランニング~その2 さて、正彦様がなくなったときの遺族年金の試算をしてみましょう。正彦様が85歳で亡くなると仮定します。薫子様は83歳になっています。 図1.6 薫子様の遺族年金の金額 遺族年金の金額の計算は、図1.6に示すとおりです。正彦様の老…

ライフプランニング~その2-3

ライフプランニング~その2 薫子様のケース を確認してみましょう。薫子様は、基礎年金については、480か月(40年)保険料を納めていました。したがって、基礎年金の金額は、2019年度については、78万100円です。 厚生年金については、 となります。この2つ…

ライフプランニング~その2-2

ライフプランニング~その2 世帯主が死亡すると 世帯主が死亡すると、公的年金はどうなるでしょう?世帯主である正彦様が死亡すると、奥様の薫子様は遺族厚生年金を受け取ることができます。 正彦様の老齢厚生年金の3分の4の金額 ご自身の老齢厚生年金 のい…

ライフプランニング~その2-1

ライフプランニング~その2 収入を確認しよう(続き) 配偶者の加給年金については、特別加算があり、昭和18年4月2日以後に生まれた方であれば、特別加算を加えて390,100円の年金が、正彦様の年金に追加されます。加給年金は、配偶者に対して設定されていま…

ライフプランニング~その1-4

ライフプランニング~その1 図1.2 厚生年金保険の計算 正彦様のケース を計算してみましょう。 というわけで、正彦様の公的年金は、68万円+110万円=178万円と計算できます。ところが、厚生年金保険には、「加給年金」という給付があります。加給年金とは、老…

ライフプランニング~その1-3

ライフプランニング~その1 老齢基礎年金 40年加入していると満額受け取ることができます。年金額は毎年変わりますが、定額です。 老齢厚生年金 1か月でも加入していると受け取ることができます。年金額は働いていた時の給与や働いていた期間に応じて決まり…

ライフプランニング~その1-2

ライフプランニング~その1 資産は2,000万円で足りるか? 森永様世帯の現在の貯蓄額が2,000万円だとします。「これから先、暮らしていくのに、2,000万円で足りるのだろうか?」という不安があるでしょう。2,000万円で足りるのかを計算してみようと思います。…

ライフプランニング~その1-1

ライフプランニング~その1 退職直後の世帯 ライフプランニングの立場から考えてみることにしましょう。退職直後の世帯を考えてみたいと思います。世帯主は、森永正彦様。65歳の方です。ちょうど、勤めていた会社を退職したところです。退職といっても、正彦…

リタイア世代に必須!キャッシュフロー(CF)表に基づく適切なアドバイス法

この動画は、2017年にビジネス教育出版社で行ったFP向けの研修のレジュメを動画にしたものです。 レジュメは以下のような流れで進んでいきます。 できるだけ、だれにでも作れるキャッシュフロー表を使って話を進めいていますが、一部、ライフプランニング統…

傾聴とバーンアウト~その2

(前半部分はコチラ) ところが、最近になって、「私に傾聴の大切さを教えてくれたFPの方は、ごく限られた範囲で相談をしていたから、傾聴が大切と感じていたのではないだろうか」と思うようになった。つまり、閉ざされた集団で相談をしていたということであ…

傾聴とバーンアウト~その1

“傾聴”という言葉がある。傾聴の意味は、「人の話を黙って聞くこと」。FPになってしばらくしたころ、傾聴が大切だと教えられた。ビジネスの世界では、傾聴がそれほど重視されることはない。むしろ、相手を説得するために、いろいろと資料を準備してプレゼン…

必要保障額の考え方とライフプラン分析~その5

必要保障額の計算について解説してきましたが、今回でコペルニクス的な転回になります。7500万円、いや、5,157万円といっていた必要保障額。実は、1,000万円で十分じゃないの?というのが結論です。 ①就労する、②市町村の制度を使う、③資産運用を行うという3…

必要保障額の考え方とライフプラン分析~その4

ライフプランニング統合ソフト「FP-MIRAI」を使った必要保障額の求め方を説明していますが、必要保障額を考えるときに必要になる事項を解説しています。 106万円の壁やひとり親に対する市町村の給付金。全部、必要保障額の計算に影響します。 コチラのビデオ…

保育料の平均は~地域によりずいぶん異なる

教育費はいくらかかるのか?いろいろなところに載っていますが、幼稚園からしか載っていないことありませんか? 実はこれ、行政の区分の問題です。幼稚園は文部科学省、保育園は厚生労働省の管轄なので統計が統一されていません。 幼稚園から高校までであれ…

葬儀費用

葬儀費用 葬儀にどの程度の費用がかかるのか、日ごろから把握している人はいません。だから、いざ人が亡くなって葬儀となると葬儀会社頼みになってしまう。私たちは、ずっとそうして過ごしてきました。 しかし、時は流れて、葬儀といえども人はコストを正し…

ライフプラン分析から必要保障額を検証する(1)

必要保障額とは 必要保障額とは、一家の大黒柱である世帯主が亡くなったときに、どの程度の保険金があれば、その後の生活に困らないかという金額です。 独身の場合にはそれほど考えなくてもよいのですが、結婚してこどもができると誰もが気にする金額です。…

家計簿インストラクター特別講座

2018年5月26日(土)、家計管理推進協会のスキルアップ講座で、お話をさせていただきます。 受講される方は専門家ではないのでわかりやすく話してほしいというのが、家計管理推進協会の大木代表からの要望です。あまり難しくならないようにと注意しながら作…

エンディングではないノート②

前半部分はコチラをご覧ください さて、エンディングではないエンディングノートはもう一つ考えられる。それは、現役世代にとってのエンディングノートである。このノートの最後は、エンディングではなく、リタイアであろう。だから、「リタイアノート」とい…

インフレは進んでいる?

日本銀行が、2017年7月7日に「生活意識に関するアンケート調査(第70回)」を公表しました。 その中に、少し興味があるデータが載っていましたので紹介します。 現在の物価(注1)に対する実感(1年前対比)は、『上がった』(注2)との回答が増加した。 …