Barms Corporation

バームスコーポレーションは資産運用・生命保険・シニアライフに強いFP会社です

生命保険

外貨建て保険のリスクは~その2

為替を予想することができればリスクをヘッジすることができる。ただし、為替レートを決めるのは、トレーダーの思惑であったり、政治的な要因であったり、その国の治安であったり様々な要因であり、これらを予想することは不可能である。そのような為替レー…

外貨建て保険のリスクは~その1

雑誌のインタビューを受けた。外貨建て保険の特集を組みたいので話を聞かせてほしいとのことであった。読者層は?と尋ねると、銀行の窓販行職員とのことであった。先日亡くなられた保険ジャーナリストの石井秀樹さんをしのぶ会で同席させていただいたご縁も…

保険は必要でしょうか?

「保険は必要でしょうか?」という質問を受けました 質問の本当の主は、私とお話しした方のお子様です プルデンシャル生命の営業の方から保険を勧められているそうなのです 「プルデンシャル生命はグイグイくる営業なのですか?」 「はい、私の知っている限…

マニュライフ生命の新商品「こだわり変額保険」の分析

ファイナンシャル・プランナー・マガジンに、記事を、掲載させていただきました。 掲載していただいた記事は、「マニュライフ生命の新商品「こだわり変額保険」の分析」という、個別商品の分析記事です。いつものように、ブログ用に記事を書いていたら、友人…

かんぽ生命の問題とSDGs(持続可能な開発目標)~その2

前半はこちら 一つ目のポイントは保険の製造と販売を兼ねるのがよいのかということである。製造と販売を兼ねるから、いずれか一方の弱い部分に引きずられるというのは、郵便局・かんぽ生命だけの問題ではないのかもしれない。郵便局としては、かんぽ生命の保…

かんぽ生命の問題とSDGs(持続可能な開発目標)~その1

かんぽ生命の保険の不適切販売が問題になっている。「ノルマが厳しくて、不正とは知りながらやってしまいました」という現場の意見。「現場の暴走を許してしまったガバナンスの不行き届き」と謝罪するトップの図式は、何度か見てきた構図である。筆者は、か…

保険マーケティングに掲載していただきました

保険マーケティングという雑誌で取材していただきました。私の時間に合わせて、編集部の方が会ってくれて、も編集部で考えてもらったもの。私は、外貨建て保険のことで注意すべき点をいくつかお話ししただけです。 編集部が、とてもうまくまとめてくれたので…

銀行窓販の問題と改善点~その2

<前半はコチラ> 変額年金保険は売り止めになり、その後釜となったのが、一時払終身保険であった。当時は、予定利率が1%を超えている状況であったので、リスクの少ない、相続用商品として一時払終身保険は人気があった。さらに時が経って、(標準)予定利率…

銀行窓販の問題と改善点~その1

先日、雑誌の特集記事で、外貨建て保険について執筆してほしいという依頼があった。外貨建て保険については、毎年のように記事を執筆させていただいているので、今年はどのような角度から記事を書こうかと考えていたら、編集部から届いた企画書はいつもの年…

アカウント型保険の将来~その2

【前半はコチラ】 数十年前、投資信託(ファンド)の世界では黒船がやってきた。黒船の名前は、『ファンド・オブ・ファンズ(FOF)』。FOFは投資信託がほかの投資信託に投資するしくみである。つまり、後発の投信会社であっても、海外の有名な投資信託に投資…

アカウント型保険の将来

アカウント型保険は、直販社員を販売の主力に据えている日本社の主力商品である。一言で定義するならば、「ライフプランの推移に応じて保障のポートフォリオを変化させることができる保険グループ」ということができるであろう。保険グループというのは、2つ…

介護保障を考える

介護特約のチラシが届いた 先日、案内が届いた。中を開けてみてみると、「特約コースのご案内」とある。新がん特約、新三大疾病特約とあって、さらに、介護特約とあった。介護特約500円、1000円とある。介護のことが心配という年代に入った私にとって、この…

保険のランキングの本

保険のランキングの本 友人のFP(ファイナンシャルプランナー)がSNSに、「今年も協力させていただきました」と投稿していた。協力させていただいたのは、生命保険のランキングの本。保険商品の実名を挙げて商品のランキングをすることが本の趣旨。SNSに投稿…

⼈⽣100年時代に求められる保障と貯蓄

先日なにげなくウェブを見ていたら「新商品「ジャスト」の裏側に迫る」という第一生命の記事広告に目がいった。新商品の販促の一環として商品開発の裏側を消費者に伝えることを目的として、お金を払って載せてもらう記事にしたものである。記事では、新商品…

FP-MIRAI研修(大阪・名古屋)

6月15日(金)と16日(土)に、それぞれ、大阪と名古屋で、ライフプランニング統合ソフト「FP-MIRAI」の研修を開催します。 どなたでも、無料でご参加いただけます。今回のテーマは、「必要保障額の考え方とライフプラン分析」です。今回のケースでは、一般…

大分と熊本ではかんぽ生命がトップ

週間インシュアランスは名前のとおり、週刊で発行されている保険業界の新聞です。毎週、裏面には保険関連の統計が掲載されていますが、2018年4月19日号の統計は、大分県と熊本県の統計でした。 保険の統計には大きく分けて2種類あります。それは、新契約と保…

必要保障額(2)

さて、合理的な消費者であれば、保険金額を抑えたいと思うであろう。保険金額を抑えたいという消費者のニーズに営業職員のみなさんはどのように応えているのであろう。保険金額を抑えるためには、(1)節約する(2)就労する(3)資産運用を行うという3…

必要保障額(1)

一家の世帯主が亡くなった場合、どの程度の保険金があれば残された遺族が過不足なく生活していくことができるのかを示した金額のことを必要保障額という。FPのテキストにも、「ライフプランを考えて、必要保障額を考えてみましょう」と書いてある。保険会社…

4P&3CとP-LIESH

“よい保険、悪い保険”という企画にあまり乗らないようにしている。こちらはよい保険で、こちらは悪いというのはどこで区別するのだろう。模範的な解答をいえば、「保険契約者や被保険者のニーズに合った保険がよい保険で、合っていない保険が悪い保険」とい…

保険のランキング②

前半部分はコチラ 個人的には、悪い保険に投票することはしないようにしている。悪い保険を駆逐するのは消費者(広い意味での市場)の役割だと思うからである。よいと思う商品だけを紹介しておけば、ランキングの本来の目的は達成できるからである。 注 図は…

保険のランキング①

雑誌の編集の方と話をしていると、「この時期になると、毎年保険の特集を組むのですが、安定して興味を持ってもらえるので大切なネタです」といわれることが少なくない。節約によって減ったとはいえ、世帯が支払う保険料は平均すれば2~3万円。保険料の支出…

介護保険に必要な給付②

前半部分はコチラ 一方、30代・40代は子育て世代でもある。親の介護に拠出できる資金は限られている。前もって準備しておくことができなければ、保険で準備しようというのがリスク管理の基本であるが、子の世代は保険料を拠出することも大変かもしれない。片…

外貨建て保険の考え方②

前半部分はコチラ 4.国際金融・経済の知識が必要 内外の金利差が為替を動かすこと。インフレが為替を動かすこと。景気がインフレに影響を及ぼすことなどをわかりやすく説明することができると、為替の話につながる。その上で、保険契約者自身が為替につい…

外貨建て保険の考え方①

ある保険会社から、外貨建て保険の勉強会の講師をしてほしいと依頼を受けた。残念ながら、全く日程が読めない時期だったので辞退させていただいた。保険会社のみなさまに、直接お話しすることができなかったので、その代わりに、私が外貨建て保険についてお…

保険金の第三者受取り①

先日、取材で保険金の第三者受取りについて取材を受けた。正確にいうと、介護施設などで読まれている高齢者向けの新聞から取材を受けて、何を話してもよいといわれていたので、読者(高齢者や介護・葬儀関係)を勘案して保険金の第三者受取りについて話をさ…

保険を取り巻く外部要因~(2)

前半部分はこちらへ ここで、整理しておきたいのは、生命保険の商品戦略は、時代によって異なるということである。何が異なるかといえば、商品を取り巻く外部要因が異なっているということであうる。マーケティングの言葉を使うと、PEST(政治・経済・社会・…

保険を取り巻く外部要因~(1)

FPのみなさまを対象に保険のセミナー講師を務めさせていただいた。セミナーのタイトルは、「生保各社の経営・商品戦略から考える、FPとしておさえておきたい商品選択のポイント」。生命保険の経営戦略と商品戦略どちらについても話してほしいというのが、こ…

終身保険と定期保険+投資信託はどちらがお得か②

前半部分はこちらをご覧ください 終身保険と定期保険+投資信託はどちらがお得か FPとして伝えておきたいこと じつは、私がFPとして伝えておきたいことは、一般的な結論とは少し異なるものである。 保険料払済後の終身保険には付加価値がある 保険料を支払っ…

終身保険と定期保険+投資信託はどちらがお得か①

終身保険と定期保険+投資信託はどちらがお得か 具体的に比較してみよう 図1を見てほしい。この図は、終身保険と定期保険+投資信託を比較したものである。終身保険は、一生涯死亡保障がある保険で、保険期間が長いため貯蓄機能があることでも知られている。…

保険の見直しを勧められています②

よくある質問~保険の見直しを勧められていますSさん 先日、AC生命の募集人さんから「保険の見直し」をすすめられたのよ。今まで、バラバラに入っていた医療保険やがん保険を一つにまとめないかっていわれたの。 Bさん 保険料は安くなるの? Sさん 保険料は…