Barms Corporation

バームスコーポレーションは資産運用・生命保険・シニアライフに強いFP会社です

資産運用

外貨建て資産を保有する意味

日本国債に投資しても資産運用にならない 資産運用を行う目的は資産を殖やすことにあります。実際の経済にはインフレがありますから、資産運用の目的を達成するためには、インフレを上回る利回りを確保しなければなりません。日本国債に投資しても資産運用に…

為替オーバーレイ戦略

為替を独立した資産クラスと考える考え方 為替はコントロールできないものを考えると為替ヘッジ戦略をとりますが、為替はリターンを生じさせる個別の資産だと考えるのであれば為替オーバーレイ戦略という考え方が採用されます。為替オーバーレイ戦略では為替…

為替ヘッジにかかかるコスト

為替ヘッジのコストは内外の金利差 為替ヘッジは将来の為替レートを固定するもので、為替にかかるリスクをゼロにしてくれます。その代わりコストがかかり、為替ヘッジにかかるコストは内外の金利差で計算できます。 為替の基本 為替市場は、日々刻々とレート…

通貨選択型ファンドを解明する

3つのリスク・リターンの組み合わせ 通貨選択型ファンドのリターンは、円と適用される通貨の為替リターン、適用される通貨と原資産の通貨の為替プレミアム、さらに、原資産のリターンの3つの部分に分解できます。したがって、そのリスクもリターンに応じて…

外貨投資を考えるときのポイント

外資投資を考えるときのポイントは“米ドル中心” 外貨投資を考えるとき、円を中心に考えると通貨の分散という言葉を 過信します。通貨は米ドルを中心に動いているのです。たとえユー ロに投資しても、円―ユーロの為替レートが、円―ドルの為替のレー トから独…

ファンドの収益分配金はこうして決まる

ファンドの収益分配金はこうして決まる 一定の制約のもと安定した分配金を目指している たくさんの収益分配金を支払うファンドは投資家に歓迎されます。 一方、ファンドは収益のすべてを分配金として支払うことができるわ けではありません。そうした環境の…

繰上償還に関心を持とう~その2

コーラブル債に投資するファンド コーラブル債というタイプの債券があります。通常の債券より少し利回りが高いので、コーラブル債に投資するファンドはパフォーマンスがよく見えます。でも、コーラブル債には繰上償還リスクがあります。コーラブル債に投資す…

繰上償還に関心を持とう

ファンドの繰上償還にご用心 繰り上げ償還とは、ファンドや債券が運用をやめてしまうことをいいます。投資家は、解約をしていないのにお金が返ってくることになります。お金が返ってきたので安心というわけではありません。そのお金の次の運用先を見つけなけ…

資産運用は集約化されている

ファンドはどんどん集約化、巨大化している ファンド・オブ・ファンズなどの運用形態を使えば、すでに運用されている他のファンドに投資することが可能になります。運用成績の良いファンドを選んで投資することができるため、「後出しじゃんけん」のようにリ…

元本払戻金に変更された特別分配金

分配金の説明で最重要な「元本払戻金」 ファンドが収益分配金を支払うと、支払った金額に応じて、基準価額が下がります。場合によっては、収益分配金を支払うと、投資したときの基準価額(個別元本)を下回ることになります。このとき、個別元本を下回った部…

ファンドと資産運用残高

資産運用残高がパフォーマンスを向上させる アクティブ運用にしても、パッシブ運用にしても、ファンドの運用は規模の経済が成り立つ世界です。大きな資産残高があれば、運用担当者を増加やすことができるため(アクティブ運用)、ベンチマークと同じような比…

リスクの説明

「リターン-リスク」または「リターン-リスク×2」が損失の目安 2項モデルのケースを拡大していくと、リスクとリターンの関係を理解することができます。リターンとは実際に起こりうる騰落率の代表値(平均値)になっており、リスクはそのばらつきを表す指標…

リスクの正体

リスクとは資産運用のばらつき リスクとはリターンのばらつきですが、実際に簡単な計算をしてみるとその意味がよく理解できます。運用がうまくいくか、失敗するかの簡単な2項モデルを使ってリスクの正体を明らかにしてみましょう。 2項モデル あるファンド…

地域の分散をどのように考えるか

グローバル化で地域の経済実態は反映しなくなる 地域の分散といわれることがよくありますが、どの企業がどの国を代表しているのか関係が希薄化してしまっていることがあります。したがって、日本株式といっても、日本の株式市場だけを代表しているわけではあ…

アクティブ運用のファンドマネージャーに必要なこと

”あまのじゃく”な性格が求められる パッシブ運用のファンドマネージャーに求められる資質は国語力ですが、アクティブ運用のファンドマネージャーには追加して、他人と違うことをして平然としていられる決断力が求められます。 パッシブ運用のファンドマネー…

ファンドマネージャーに必要なこと

説明力の高いファンドマネージャーの評価は高い ファンドを運用するファンドマネージャーに必要な資質は、合理的な 論理能力とそれを支える国語力、さらには、意思決定したことを投資家に適切に伝える情報伝達能力といえるでしょう。ファンドマネー ジャーに…

要因分析

運用の方針結果を重ね合わせて分析する アクティブ運用のファンドのパフォーマンスを詳細に分析するとき には要因分析が用いられます。ベンチマークに対しての超過収益を、 資産配分要因、銘柄選択要因として分解します。ファンドの運用方針 を重ね合わせる…

パフォーマンスの評価方法

過去は定量分析、将来は定性分析で評価 パフォーマンスの評価には定量分析と定性分析があります。過去の パフォーマンスについては定量分析、将来のパフォーマンスの可能性 については定性分析が役に立ちます。定量分析の資料はウェブサイ トなどにも公表さ…

資産運用の分類(その2)

割安感か成長期待かで運用手法は異なる ファンドの運用手法の一つであるアクティブ運用は、トップダウンアプローチとボトムアップアプローチに分類されます。さらに、ボトムアップアプローチはバリュー投資とグロース投資に分類されることになります。 トッ…

資産運用の分類(その1)

運用手法と成果測定を対(つい)にして覚える ファンドの運用手法は、アクティブ運用とパッシブ運用、そして、そ の中間に位置するエンハンストインデックス運用の3つに大別され ます。アクティブ運用はシャープレシオや情報レシオで、パッシブ運 用はトラ…

ポートフォリオの点検

変動の許容範囲をもとにリバランス ポートフォリオの管理に必要なことは許容範囲の設定です。最初に 変動の許容範囲を決めてしまいましょう。ポートフォリオの点検で、 許容範囲を超えた変動が発生しているときは、分散投資とリスク水準 を確認しましょう。 …

モデルポートフォリオ

運用会社の統一した投資行動に不可欠な組み合わせ モデルポートフォリオとは、運用会社が全世界の統一した基準となる ポートフォリオのことです。モデルポートフォリオの細部のカスタ マイズは現地のマネージャーが担当します。運用会社としての評価 を安定…

最適なアセットアロケーション

最適なアセットアロケーション 無リスク資産とリスク資産のバランスが重要 極端な資産配分にならなければ、投資家のニーズに応じてアセットア ロケーション(資産配分)を考えれば問題ありません。ただし、預貯金などの無リスク資産に比べてリスク資産が過大…

損切りすることも大切

損切りすることも大切 損切り水準の設定で投資に安心感が生まれる 市場が下がったとき、どのタイミングで保有している株式やファンド を売却するのか、損切りラインをあらかじめ考えておくことはとても 大切です。そうすることで、さらに、投資する銘柄やフ…

市場とプロの投資家・個人投資家

個人投資家の強みは長期投資に耐えられること 株式市場や債券市場には、プロとアマチュアの垣根がありません。アマチュアである個人投資家は、知識・ノウハウあるいは情報の量・質という点でプロの投資家に負けます。一方、運用をプロに委託できる、長期投資…

カリスマファンドマネージャーがいない理由

ファンドマネージャーとファンドの運用実績とは無関係 現在の資産運用ビジネスで、カリスマファンドマネージャーが出現する可能性はとても低くなっています。むしろ、注目したいのは運用チームです。そして、運用チームが集まって運用会社を作っていると考え…

米国のイールドカーブの変化

イールドカーブというのは、横軸に債券の満期までの期間、縦軸に債券のイールド(利回り)をとって作成したグラフです。 債券、特に需要の大きい国債の価格は"利回り(イールド)"でほぼ決まるといっても過言ではありません。イールドが上がると債券価格は下…

投資信託 vs 一時払終身保険

現役世代のライフプランを考えるより、シニア世代のライフプランを考える方が相続難しい。現役世代のライフプランはプロトタイプな考え方で対応できる。結婚して、こどもができると教育があり教育資金の確保が話題になる。その後しばらくすると住宅を購入し…

ファンドのMIRAI【2018年1月号】発行しました

ファンドのMIRAI【2018年1月号】発行しました

ファンドの尺度~資金の流出入

ファンドにお金が流れ込んでいるのか、逆に、ファンドからお金が流失しているのか?ファンドを購入するときに大切な指標になります。 海外では、スマートマネー(かしこいお金)効果といって、資金が流入しているファンドはパフォーマンス(運用成果)が高く…