資産運用
ライフプランニングに役立つ資産運用の考 え方 (リメイク中)の前回の記事はコチラ 投資家への対応ができるのは販売会社のみ投資信託の販売で投資家への対応ができるのは販売会社のみです。したがって、販売会社の担当者は、説明責任を一手に引き受けている…
ポートフォリオのリスクの90%はアセットアロケーションで決まる 「アセットアロケーション(資産配分)で運用成果の90%が決まる」という説明を耳にすることがありますが、この表現は適切ではありません。 アクティブ運用を行う場合、運用会社は、ポートフォ…
販売会社により手数料が異なる 同じファミリーファンドに属しているファンド同士で、一方を解約して、もう一方を購入することをスイッチングといいます。 スイッチングの申込手数料(購入時手数料)は、通常の購入より低く設定されることがありますが、これ…
効率的フロンティアに近い日本債券 どの資産クラスに投資すればよいのか思いめぐらすとき、私たちは、リスクとリターンという2つの尺度を使います。できれば、リスクは採りたくないけど、リターンは欲しい。その境目を表すのが「効率的フロンティア」という…
リスクとリターンは比例している 金融商品を考えるときの第一原則は、「リスクとリターンは比例している」ということです。そして、誰がどのリスクを引き受けているのかわからないのであれば、その商品には投資しないほうが賢明であるということです。 人気…
リスクは時とともに上下動している 合理的な投資家であればできるだけ避けたいリスクですが、時の推移とともに変動していることは、あまり知られていません。リスクの高いと思われている株式であってもリスクをあまり感じなくて済む時があるのです。 変動す…
Q 退職したら退職金を10年程度使わずにおいておこうと思っています。このとき、外貨建て保険などで運用したほうがよいのでしょうか。それとも、ファンドを購入したほうがよいのでしょうか? A 運用を考えているのであれば答えはファンドになる。外貨建て保険…
Q 「資産運用の運用成果の9割はアセットアロケーション(資産配分)で決まる」といわれていますが、どのようなアセットアロケーションを心がければよいのでしょうか? A 資産運用の運用成果の9割はアセットアロケーション(資産配分)で決まるわけではない。…
だれが責任をもって運用・保管しているのかチェック 日本の投資家が外貨建て資産に投資するファンドを購入したとき、投資したお金は、海外で運用され、購入した株式や債券は海外の銀行(カストディアン)で保管されることになります。投資家としては、海外で…
過去は定量分析、将来は定性分析で評価 パフォーマンスの評価には定量分析と定性分析があります。過去のパフォーマンスについては定量分析、将来のパフォーマンスの可能性については定性分析が役に立ちます。定量分析の資料はウェブサイトなどにも公表されて…
分散投資は最悪の事態を回避する手段 将来の予測に自信が持てるのであれば、資産運用は難しくはあ りません。しかし、多くの人は将来の予測をしても自信が持てま せん。そういったときに、特別な知識がなくても、最悪のシナリ オを回避するための手段が分散…
インデックスは市場全体を表していない パッシブ(インデックス)運用は概念としてはとても魅力的な方法です。しかし、パッシブ運用を実現するには、市場インデックスが必要になります。ところで、この市場インデックスは市場全体を代表するわけではありませ…
ファンダメンタルズとバリュエーションは株価の表と裏 株式の本源的な価値を分析することをファンダメンタルズ分析といいます。一方、バリュエーションとは投資家が思う株式の価値の収束点のことです。 本来であればこの2つの価格は一致するはずなのですが、…
リメイク中の理由を最初に… 杉山 明 ブログでお知らせしましたが、「投資信託エキスパートハンドブック」が絶版になることが決まりました。とても残念なのですが、せっかくの機会なので、視点を変えて作り変えてみようと思いました。「投資信託エキスパート…
気が付けば4月も終了していました。2017年4月末時点のファンドレポートを、FP-MIRAI倶楽部のメンバーには送付させていただきました。 メンバー用のレポートには8つのファンドの個別分析と相互分析が掲載されています。サンプルをご覧になりたいという方は、…
債券という資産クラスがあります。定義では、ある債務者が借入れを行い、その借金の存在を示す有価証券が債券ということになります。とても範囲が広いのです。 しかし、一般の投資家にとって債券といえば、国債を指すことが大半です。国債は国の借金であり、…
東京株式市場は9時に取引が始まり、15時に終了します。そして、東京市場が終了してから3時間後にロンドン市場の取引が開始されます。3月の末から開始されるサマータイムになると、2時間後にロンドン市場が開くようになります。 ロンドン市場の14時に、ニュー…
2017年2月号のファイナンシャル・アドバイザー「ワンランク上のファンド活用術」では、ファミリーファンド方式とファンド・オブ・ファンズについて書くことにしました。 投資信託ではありませんが、1999年、変額年金保険を作っていたときに、金融庁と交渉し…
FP向けの専門誌ファイナンシャル・アドバイザー誌で、2016年4月から、『ワンランク上のファンド活用術』という連載を書いています。これまで書いてきたことを、まとめて紹介します。 期間騰落率を比較しよう【2016年4月】 期間騰落率とは 実際に計算すると有…
ファイナンシャル・アドバイザー誌(2017年1月号)でロボアドバイザーについて書かせていただきました。ロボアドバイザーとは、簡単な質問にいくつか答えると、お勧めの運用のタイプや具体的な投資信託が見つかったり、あるいは、投資に対する態度がわかった…
ライフプランと資産運用の関係を整理する 「ライフプランは家計の節約の話で、資産運用の話は違う」と感じられているかもしれない。しかし、一般の消費者のみなさまが資産運用の話をするとき、多くの場合、ライフプランの話は不可分である。資産運用の話をす…
ライフプランと資産運用 ライフプランは人の人生を対象にしたものです。特に、サラリーマンの場合、「現役世代⇒退職(リタイア)⇒シニアライフ」という図式が鮮明になります。資産を上手に貯めて、殖やして、そして、使うというのがライフプランの考え方です…
ビジネス教育出版社で、FP継続教育セミナーを行います。 日時 2016年12月11日(日)14:00~17:00 会場 ビジネス教育出版社セミナールーム 千代田区九段南四丁目7番13号 市ヶ谷安田ビル2F 受講料 5400円(税込) 単位 3(金融) お客様にファンドについて説…
だれでも『投資するなら損はしたくない』と思う だから、株式であれば安心感のある大型株、債券であれば信用力が高い国債に投資していると比較的安心。これもそのとおりだろう でも、そういった大型株や国債は(単価が)“高い” 限られた資金で購入するのであ…
日本の投資信託(ファンド)で、代表的なバランス型ファンドを8本選び出し、比較分析を行った。比較分析は、期間騰落率、リターン(期待収益率)、シャープレシオ、下方リスク、四分位分析、そして、積立投資の成果の各項目について比較した。対象となった、…
世界8資産ファンド 分配コース【世界組曲】を分析する❶より 積立投資を前提とした運用分析 ところで、これまでのファンドの運用成果分析は、一括してお金を投資した場合のものであった。しかし、私たちは、ドルコスト平均法の効果を最大化するために、毎月…
世界8資産ファンド 分配コース【世界組曲】を分析する みずほ投信投資顧問が設定・運用する世界8資産ファンド(分配コース)というファンドがある。ファンドの評価で有名なモーニングスターからは最上位の★5つの評価を受けている。ところで、実際、このファ…
ワンルームマンション投資について、ライフプランニング統合ソフト「FP-MIRAI」を使って、その収益をステップ・バイ・ステップで分析してみたいと思います ここでは1,420万円のワンルームマンションに投資することを考えます。 当初、全額自己資金で投資した…
利回り(IRR)という尺度を使って、ワンルームマンション投資の収益性をチェックしてきました。前回分はこちらを参照 これまでは、全額現金で購入するという想定でしたが、600万円について不動産ローンを使用することを考えてみたいと思います。自宅を購入す…
保険以外の話 保険以外の話ができるのかは大きなポイントです。「伝統的手法」を取る立場の人と、その亜流である「妙に自分に自信がある人」は、保険以外の話ができると思っています。でも、話が進むとすべて保険中心で話が展開していくことがわかります。 …