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10月第4週の市況

2019/10/21    月 

欧米市場で株式市場は軟化。米国では、ベビーパウダーのリコールが発生したジョンソン&ジョンソンが6.2%値を下げ、従業員が会社は737MAXの安全性についてFDAをミスリードしたと報じられたボーイングが6.8%の値下がり。また、中国のGDP成長率が過去30年で最低となり、IMFも今年の世界経済の成長率を3%を下方修正したことから株式市場は軟調。欧州市場では、フランスのルノーが減収・減益の予想を公表し11.5%と大きく値を下げたほか、ダノンも8.4%値を下げた。そのほか、欧州最大の防衛関連企業Thalaも5.4%値を下げた

2019/10/22    火

米中の貿易協議に対して米側のトランプ大統領やクロドーホワイトハウスアドバイザーが希望的なコメントを出し、市場も米中協議の進展に期待感が持てるとして反応。中国に感応度の高いテクノロジー株が1.1%値を上げた。SP500は史上最高値を更新し、景気に感応度の高いエネルギーや金融株も上昇。イールドカーブは傾きが大きくなり市場は歓迎。ボーイングは737MAXの運航ができるのか疑念がもたれ3.8%の値下がり。欧州市場でも米中交渉が好感され市場は上昇。Brexitの問題がある英国のFTSEは0.2%の上昇にとどまったが、ドイツのDAXは0.9%の上昇。個別銘柄では、ドイツのSAPが顧客データのクラウド保管についてマイクロソフトと合意し2.5%上昇。WirecardはFT誌に指摘された売り上げ・利益の水増しに対してKPMGに調査を依頼し株価は6%上昇

2019/10/23    水

米国市場では個別企業の値動きがまちまちでダウは幾分値を上げたがSP500は値を下げた。プロクター&ギャンブルとユナイテッドテクノロジーはそれぞれ2.8%、2.4%値を上げ、民間機部門の役員が退任することになったボーイングも2.1%値を戻した。一方、マクドナルドは4.6%値を下げ、トラベラーズも8.4%値を下げた。そのほか、Facebookは顧客情報の管理対応が拡大し3.5%値を下げ、SP500とNASDAQは値を下げた。欧州市場では、英国のBrexit法案が議会で否決されポンドは下落。そのため、海外部門のウェイトの高い企業から構成されるFTSEは値を上げたが、国内株中心のFTMC、さらに、アイルランド株式も値を下げた。ドイツのDAXとフランスのCAC40は値を上げた

2019/10/24    木

米国では個別企業の動きで市場が上昇した。ボーイングキャタピラーは芳しくない四半期決算であったが株価は1%以上上昇。テキサスインスツルメンツが売り上げが予想以下となり7.5%値を下げた。フィラデルフィア指数も下落することになったが、アップルとFacebookという大型株がともに上昇したことにより市場は上昇。欧州市場では、英国のBrxitの懸念から市場は軟化。英ポンドも下落したが輸出主導のFTSEは0.7%値を上げる結果となった。今期の業界の売り上げ予想が芳しくない、IT関連では、Infinion、STMelectronics、Dialogなどが0.4%から2.8%の下落

2019/10/25    金

英国ではジョンソン首相が12月に国民投票の実施を呼びかけ、EUBrexitの3か月延長を認めるかどうかの判断を保留。英ポンドは対ドルで軟化。ユーロも対ドルで軟化。米国市場では昨日と逆でDOWが値を下げ、SP500が値を上げた。マイクロソフト、Tesla、Twitterなどが値を上げた。ペンス副大統領は香港の自由と人権が制約されていることを非難したが、米国が中国とこの点で対決するということはないとコメント。米国の原油の在庫が予想外に低下したので、原油価格が上昇。欧州市場では、ダイムラーアストラゼネカなどが市場をけん引しDAXは16か月来の高値となった。

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