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11月第5週の市況

2019/11/25    月

米中の双方から貿易協議について前向きなコメントが出たことが市場に影響。米国市場では11月の製造業生産高がここ7か月で最高の伸びとなったこともあり市場は上昇。個別銘柄では、小売りのNordstromが通年の利益予想を上方修正し10.6%値を上げた。電気自動車のテスラは新型自動車の防弾ガラスがデモ中に鋼球で割れるという失態があり株価は6%下落。欧州市場では、独のビジネス環境が悪化したもののその程度が緩やかになり、フランスでは幾分改善、英国ではBrexitの混乱の余波を受け悪化とまちまちであった。米中協議の動きもあり、株式市場は上昇。景気感応度の高い鉱業株が値を上げた。また、ポンドが下落したことにより、外国依存の高い英FTSEは上昇。

2019/11/26    火

米中協議の進展が見られ米国市場ではアップル、アプライド・マテリアルス、Nividiaなどの半導体関連が値を上げ、主要3指数は史上最高値を更新した。先週末に引き続きディスカウントブローカーのTD Ameritradeは6.2%値を上げ、買収された側のチャールズ・シュワブも2%値上がり。フランスのLVMHはティファニーを162憶ドルで買収。ティファニー株は6.2%の上昇。欧州市場でも米中協議の好影響と、LVMH、スイスのノバルティスなどの株価値上がりにより市場は6週間来の値上がりとなった。LVMHは2%上昇したが、そのほかKeringなどの同業他社も値上がり。スペインの風力発電関連ガメスが8%値を上げた

2019/11/27    水

米国市場では新規住宅販売が減少し、消費者信頼感(カンファレンスボード)指数も低下したが、トランプ大統領が米中協議の第1段階の合意が間近であるとコメントし市場は好反応を示す。主要3指数は史上最高値を更新。個別銘柄では、ウォルトディズニーがストリーミングの新規視聴者が1日当たり100万人に上り株価は1.3%上昇。Best Buyは祝日シーズンの売り上げ予想が予想を超え9.9%値を上げる。欧州市場でも米中協議のムードが市場の上昇につながる。個別銘柄ではスイスのVifor Pharmaが血管薬の実験に成功し株価は7%上昇

2019/11/28    木

第3四半期のGDP改定値が速報値より上昇したこともあり米国株式は上昇。資本財の新規受注が大きく上昇したこともあり、耐久消費財関連が特に上昇。ただし、ボーイングはFAAが737MAXの承認を単独で行うと発表したことから1.5%値を下げた。欧州市場では、ドイッチェテルコムとフランスの通信大手オレンジが合併交渉を進めていることがわかり、ドイッチェテレコム株は1.3%上昇。オレンジ株は横ばい。ブリティッシュ・アメリカン・タバコは通期の収益見通しを引き上げ3%株価上昇。スウェーデンの銀行SEBエストニアマネーロンダリング問題にこれ以上関与しなくてもよくなり株価は3%上昇

2019/11/29    金

米国ではトランプ大統領が香港の人権擁護法案に対して署名を行い、中国は対抗措置をとると反発。株式市場にはマイナスの影響。米国市場は幾分値上がり。ドイツのイールドは下がり、安全資産ということで日本円は上昇。欧州市場では市場全体としては4年来の高値水準から幾分下落したが、貿易の感応度の高い自動車株は0.8%の下落。ドイツのインフレは11月幾分上昇した