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Barms Corporation

バームスコーポレーションは資産運用・生命保険・シニアライフに強いFP会社です

カリスマファンドマネージャーがいない理由

【POINT】

現在の資産運用ビジネスでカリスマファンドマネージャーは出現する可能性はとても低くなっています。むしろ、注目すべきは運用チームです。そして、運用チームが集まって運用会社を作っているので、運用会社を注目したほうがよいといえるでしょう。

この記事は、投資信託エキスパートハンドブックの一部です 

投資信託エキスパートハンドブック

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◎カリスマファンドマネージャーが出現しない理由

現在では、ヘッジファンドなどの一部の分野を除き、カリスマファンドマネージャーはほとんどいないとっても過言ではないでしょう。なぜなら、一般の投資信託の場合、ファンドマネージャーの仕事は、市場の抜け道を探し出して大儲けするというようなものではなく、リスクを適切に管理しながら預かった資産を着実に殖やしていくということだからです。金融派生商品デリバティブズ)を使うことも限定的でしょうし、したがって、相場を張るといったイメージも適切ではありません。

そもそも、ファンドマネージャーも組織の一員。独立して仕事をしているわけではありません。そのような環境の中、普通のファンドの運用において、カリスマファンドマネージャーが現れる可能性はとても低いものです。ファンドマネージャーの個性を追ってみたところで、あまり、ファンドの運用成績の説明にはならないというのが本当のところです。

◎運用チームを注目する

一方で、実際のファンドの運用は、ファンドマネージャーを含む運用チームで行われていることが少なくありません。株式ファンドの場合であれば、個別企業を分析するアナリスト、経済や市場動向を調査するストラテジスト、そして、投資判断を行うファンドマネージャーとCIO(チーフ・インベストメント・オフィサー)、決済を行うバックオフィスなどがチームになっているのです。この運用チームがどのような運用戦略を持っているのか、それをどのように実行しているのか、さらに、運用結果をどのように開示しているのか、実際のファンドを分析するときは運用チームを中心に行います。ですから、現在では、ファンドの良し悪しは、カリスマファンドマネージャーがいるかということではなく、運用チームがどのような運用を行っているかにかかっているのです。

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◎運用チームが集まって運用会社ができる

 運用会社は、運用チームが集まって出来上がっていると思えば間違いありません。そして、運用チームの中で、特に、優秀で規模も大きくなっている運用チームがその会社を代表していると思えばよいでしょう。欧米の会社であれば、債券運用に強い会社、特定のスタイルの株式運用に強い会社、新興国投資に強い会社など特徴がある会社が少なくありません。つまり、ファンドがよい運用成果を挙げられるかどうかを調べたいのであれば、そのファンドを運用している運用会社に十分な能力が備わっているかをチェックしたほうがよいのです。