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キャッシュフロー表に記載される年齢は何歳?

実際の年齢とCF表の年齢は少し違う!!

キャッシュフロー(CF)表を作成するとき、その人の年齢が何歳なのかは意識しておくべき問題です。CF表の年齢の表示にはルールがあり、キャッシュフロー表上の1年の終わりの日の年齢が、CF表に表示される年齢ということになります。

この例では、CF表の作成基準日が4月1日になっています。そのため、CF表の1年の終わりの日は、年度末の3月31日になります。Aさんは10月20日生まれです。そのため、正確にはAさんは4月1日から10月19日まで64歳、10月20日から翌年の3月31日を65歳として過ごすことになります。

正確に行うと65歳の設定はむつかしい

CF表にライフイベントを正確に反映させようとすると、こういった部分で微調整が必要になります。たとえば、Aさんの退職日が、誕生日の前日であれば、65歳の時にも給与所得があるように設定することになります。

老齢年金も、厳密にいえば、65歳になった時から年度末までの年金を計上することになります。そうすると、Aさんの65歳の時には、給与所得と年金所得、いずれにも金額が入ったCF表が出来上がることになります。

退職の時期が年度末なら、年金の受取りの繰り下げも

もし、Aさんの退職がその年の年度末であるなら、年金と給与が被ってしまい、在職老齢年金の規定で、年金がカットされてしまうかもしれません。カットされるなら、年金の受け取りを1年遅らせることも考えられますね。