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1月第2週の市況

2020/1/6    月

欧米市場では利益確定の動きが大きく、市場は値を下げた。米国市場は、SP500、ダウ、NASDAQともにここ4週間で最大の下げ幅となった。米中協議は、今週後半、年明けに米国でサインされる予定。コミュニケーションサービスやテクノロジーといったセクターの下げが大きかった。Teslaのライバルである中国系のNio Incは旺盛な需要を背景に売り上げが増加し、53.7%株価上昇。欧州市場でも下げ幅はここ4週間で最大になった。産業株やヘルスケア関連が下落をけん引した。

2020/1/7    火

米国市場では前週末に株価が下落したので月曜日の市場はテクノロジー株にけん引される形で株価指数は上昇。Aplhabetは2.7%の値上がり。欧州市場では中東での緊張の高まりから株価指数が下落。業種別では、食品・飲料、テレコム、公益といったディフェンシブな分野が幾分値を上げた。石油・ガスはほぼ3か月ぶりの高値水準となったが、コスト増が見込まれる航空関連は軟化。個別銘柄では、ブローから批判的なコメントが寄せられたGovestroが5%値を下げ、2020年の売り上げ予想を公表したPandiraが12%値を上げた。金はほぼ7年ぶりの高値水準。原油価格は上昇し、米ドルは軟化

2020/1/8    水

米国市場は軟化。原油価格が下落したためエクソンモービルシェブロンといったエネルギー大手が1%前後の軟化。一方で、IT関連は堅調でフィラデルフィア半導体指数は1.8%上昇。ブローカーの評価が上昇したMicron Technologyは8.8%の値上がり。737MAXのトレーニングを受けたパイロットが資格を転用する際にコンピュータ訓練だけで可能にすると公表したボーイングが1.1%値を上げる。欧州市場は、ドイツとイタリアの市場がけん引して上昇。半導体関連のInfinionやSTMicroelectornicsなどが値を上げ、2019年の販売が25%増となったロールスロイスの株主であるBMWは1.6%株価上昇

2020/1/9    木

米国のトランプ大統領が落ち着いた対応を見せ、イラクも戦闘の拡大を望まないとしていることから、欧米市場は回復。ウクライナの航空機(737-800)がテヘランで墜落したことから、ボーイングは1.8%値を下げ、エアバスは2%値を上げた。欧州内ではボーイングサプライヤーのMelrose indutriesなどが値を下げる。米国ではADPが12月の民間部門就労者数が202,000人増加したことを公表。欧州市場では、ドイツは市場が値を上げたが、米国の在庫が上昇し原油価格が下落したためBP,RDSなどの石油関連が値を下げ、英国のFTSEは値を下げた。金や日本円、スイスフランなどの安全資産も、米イランの緊張緩和で、それぞれ値を下げることになった

2020/1/10    金

米国とイランが紛争をエスカレートさせない措置を選択したことを市場は好感。欧米市場では史上最高値を更新。米国ではアップルが12月の中国でのiPhoneの販売が2割弱増加したことを受け、株価が2.1%値を上げた。欧州では、Dialog SemicondotorとアンチウィルスのAvastがブローカーの目標株価引き上げにより3%以上値を上げた。欧州ではドイツの工業生産が公表され、11月データが予想以上であったことからDAXは1.8%の上昇。前日に引き続き原油価格は下落し、安全資産の日本円も下落

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