Barms Corporation

バームスコーポレーションは資産運用・生命保険・シニアライフに強いFP会社です

2018-01-01から1年間の記事一覧

為替ヘッジにかかかるコスト

為替ヘッジのコストは内外の金利差 為替ヘッジは将来の為替レートを固定するもので、為替にかかるリスクをゼロにしてくれます。その代わりコストがかかり、為替ヘッジにかかるコストは内外の金利差で計算できます。 為替の基本 為替市場は、日々刻々とレート…

9月第4週の市況

前週の市況はコチラ 2018/9/17 月 米国ではトランプ大統領が中国からの2000億ドル超の輸入品の税率を上げることを指示。市場では米ドルが上昇し、米国の10年物イールドもほぼ3%の水準にまで上昇。市場では金融株とエネルギー株が上昇。原油価格が上昇したの…

通貨選択型ファンドを解明する

3つのリスク・リターンの組み合わせ 通貨選択型ファンドのリターンは、円と適用される通貨の為替リターン、適用される通貨と原資産の通貨の為替プレミアム、さらに、原資産のリターンの3つの部分に分解できます。したがって、そのリスクもリターンに応じて…

外貨投資を考えるときのポイント

外資投資を考えるときのポイントは“米ドル中心” 外貨投資を考えるとき、円を中心に考えると通貨の分散という言葉を 過信します。通貨は米ドルを中心に動いているのです。たとえユー ロに投資しても、円―ユーロの為替レートが、円―ドルの為替のレー トから独…

保険のランキングの本

保険のランキングの本 友人のFP(ファイナンシャルプランナー)がSNSに、「今年も協力させていただきました」と投稿していた。協力させていただいたのは、生命保険のランキングの本。保険商品の実名を挙げて商品のランキングをすることが本の趣旨。SNSに投稿…

ファンドの収益分配金はこうして決まる

ファンドの収益分配金はこうして決まる 一定の制約のもと安定した分配金を目指している たくさんの収益分配金を支払うファンドは投資家に歓迎されます。 一方、ファンドは収益のすべてを分配金として支払うことができるわ けではありません。そうした環境の…

9月第3週の市況

前週の市況はコチラ 2018/9/10 月 米国ではトランプ大統領が中国に対して追加して200億ドルの輸入品の税率を引き上げると主張しているが、アップルの主要製品がその影響を受けるとレポートされアップル株が軟化。その他、プライベート化を断念したTeslaでは…

ライフプランに則した資産運用【研修予告】

研修(無料)はどなたでもお申込みいただけます。会場には定員がありますので、下記より、事前にお申込みください。

9月第2週の市況

先週の市況はコチラ 2018/9/3 月 トランプ大統領が中国に対して新たな課税をちらつかせたことにより欧州市場は中国に感応度の高いドイツ株を中心に下落。ダイムラー、BMW、フォルクスワーゲンなどの自動車株が1%後半の値下がり。英国のWithbreadは配下のコー…

繰上償還に関心を持とう~その2

コーラブル債に投資するファンド コーラブル債というタイプの債券があります。通常の債券より少し利回りが高いので、コーラブル債に投資するファンドはパフォーマンスがよく見えます。でも、コーラブル債には繰上償還リスクがあります。コーラブル債に投資す…

必要保障額の考え方とライフプラン分析~その1

世帯主が死亡したらいくら保険金が必要になるのかを示す金額が必要保障額です。この必要保障額を計算する方法はたくさんあります。残念なことに、通常、保険会社の営業職員などが必要保障額を計算するときには、その金額を高く見積もる傾向があるようです。…

繰上償還に関心を持とう

ファンドの繰上償還にご用心 繰り上げ償還とは、ファンドや債券が運用をやめてしまうことをいいます。投資家は、解約をしていないのにお金が返ってくることになります。お金が返ってきたので安心というわけではありません。そのお金の次の運用先を見つけなけ…

資産運用は集約化されている

ファンドはどんどん集約化、巨大化している ファンド・オブ・ファンズなどの運用形態を使えば、すでに運用されている他のファンドに投資することが可能になります。運用成績の良いファンドを選んで投資することができるため、「後出しじゃんけん」のようにリ…

まとめる前に考えよう

雑誌や新聞に記事を書かせていただいていると、その雑誌や新聞がどのようなポジションにあるのかということを考えさせられる。一般的に、一般誌(紙)は不特定多数の消費者に向けて情報を発信している。「この夏のボーナスではじめたい投資信託」というよう…

元本払戻金に変更された特別分配金

分配金の説明で最重要な「元本払戻金」 ファンドが収益分配金を支払うと、支払った金額に応じて、基準価額が下がります。場合によっては、収益分配金を支払うと、投資したときの基準価額(個別元本)を下回ることになります。このとき、個別元本を下回った部…

8月第5週の市況

先週の市況はコチラ 2018/8/27 月 米国のジャクソンホールで開催されていた中央銀行のミーティングでパウエルFRB議長が、緩やかな利上げ政策を維持することをコメントしたことを市場は好感。SP500やRussell2000は史上最高値を更新。7月の資本財の受注も予想…

ファンドと資産運用残高

資産運用残高がパフォーマンスを向上させる アクティブ運用にしても、パッシブ運用にしても、ファンドの運用は規模の経済が成り立つ世界です。大きな資産残高があれば、運用担当者を増加やすことができるため(アクティブ運用)、ベンチマークと同じような比…

8月第4週の市況

先週の市況はコチラ 2018/8/20 月 米中の関税交渉が始まり、メキシコの財務相も来週半ばまでに個別交渉がまとまることの期待感を表明するなど、関税関連の懸念が払しょくされっつつあり米国株式は上昇。アップルも上昇したが、その他のFANG銘柄は下落。Nivid…

8月第3週の市況

前週の市況はコチラ 2018/8/13 月 米国との関係が悪化しているトルコのリラが大きく下落し欧米市場に大きな影響を与えた。米国ではシティが2.4%下落し、欧州ではスペインのBBVAが4.7%、イタリアのウニクレディが5.1%の下落。その他、米国では貿易依存銘柄の…

保育料の平均は~地域によりずいぶん異なる

教育費はいくらかかるのか?いろいろなところに載っていますが、幼稚園からしか載っていないことありませんか? 実はこれ、行政の区分の問題です。幼稚園は文部科学省、保育園は厚生労働省の管轄なので統計が統一されていません。 幼稚園から高校までであれ…

リスクの説明

「リターン-リスク」または「リターン-リスク×2」が損失の目安 2項モデルのケースを拡大していくと、リスクとリターンの関係を理解することができます。リターンとは実際に起こりうる騰落率の代表値(平均値)になっており、リスクはそのばらつきを表す指標…

リスクの正体

リスクとは資産運用のばらつき リスクとはリターンのばらつきですが、実際に簡単な計算をしてみるとその意味がよく理解できます。運用がうまくいくか、失敗するかの簡単な2項モデルを使ってリスクの正体を明らかにしてみましょう。 2項モデル あるファンド…

地域の分散をどのように考えるか

グローバル化で地域の経済実態は反映しなくなる 地域の分散といわれることがよくありますが、どの企業がどの国を代表しているのか関係が希薄化してしまっていることがあります。したがって、日本株式といっても、日本の株式市場だけを代表しているわけではあ…

アクティブ運用のファンドマネージャーに必要なこと

”あまのじゃく”な性格が求められる パッシブ運用のファンドマネージャーに求められる資質は国語力ですが、アクティブ運用のファンドマネージャーには追加して、他人と違うことをして平然としていられる決断力が求められます。 パッシブ運用のファンドマネー…

ファンドマネージャーに必要なこと

説明力の高いファンドマネージャーの評価は高い ファンドを運用するファンドマネージャーに必要な資質は、合理的な 論理能力とそれを支える国語力、さらには、意思決定したことを投資家に適切に伝える情報伝達能力といえるでしょう。ファンドマネー ジャーに…

8月第2週の市況

前週の市況はコチラ 2018/8/6 月 中国が新たにLNGや航空機を含めた米国からの輸入品の関税を引き上げると公表し、6月の新規就労者数は予想以下となったが、個別企業の収益に支えられて米国市場は値上がり。欧州では、クレディアグリコルの決算が好調で、Nati…

要因分析

運用の方針結果を重ね合わせて分析する アクティブ運用のファンドのパフォーマンスを詳細に分析するとき には要因分析が用いられます。ベンチマークに対しての超過収益を、 資産配分要因、銘柄選択要因として分解します。ファンドの運用方針 を重ね合わせる…

パフォーマンスの評価方法

過去は定量分析、将来は定性分析で評価 パフォーマンスの評価には定量分析と定性分析があります。過去の パフォーマンスについては定量分析、将来のパフォーマンスの可能性 については定性分析が役に立ちます。定量分析の資料はウェブサイ トなどにも公表さ…

資産運用の分類(その2)

割安感か成長期待かで運用手法は異なる ファンドの運用手法の一つであるアクティブ運用は、トップダウンアプローチとボトムアップアプローチに分類されます。さらに、ボトムアップアプローチはバリュー投資とグロース投資に分類されることになります。 トッ…

資産運用の分類(その1)

運用手法と成果測定を対(つい)にして覚える ファンドの運用手法は、アクティブ運用とパッシブ運用、そして、そ の中間に位置するエンハンストインデックス運用の3つに大別され ます。アクティブ運用はシャープレシオや情報レシオで、パッシブ運 用はトラ…