Barms Corporation

バームスコーポレーションは資産運用・生命保険・シニアライフに強いFP会社です

生命保険

公的・私的保障を分解する

介護のことを考えるときには、公的な保障と(自分で準備する)私的な保障の双方を考える必要があります。 入院中の入院費に対する公的な保障は健康保険です。高額療養費や給与の補てんとしての傷病手当金などが考えられます。 完治までに1年6か月以上になる…

要介護になると収支はどう変わる

要介護状態になると、家計の収支に大きな影響を及ぼします。特に、壮年期に要介護状態になると、ケースによって受けることができる公的保障に差異があるのが現状です。 収入の面で考えると、給与所得が低下するでしょう。休職や退職により給与所得は低下する…

要介護の原因は

私たちは、「認知症⇒要介護」という図式を考えがちです。しかし、要介護状態になるのは認知症だけとは限りません。 要介護状態になる主な原因を上位5つ挙げると、(1)脳卒中(2)認知症(3)高齢による衰弱(4)関節疾患(5)骨折・転倒になります。 …

壮年期&介護

縦軸に保障の内容、横軸に年代をとった必要保障マップで、壮年期における介護保障を考えてみましょう。結論から言えば、民間の介護保険で解決できる部分は大きくないけど、介護保険に加入しておくと効果があるといえます。 介護保険には、公的介護保険もあり…

銀行による保険販売(4)

銀行による保険販売(3)の続き (3)FPとの親和性 図 3に、ファイナンシャル・プランナー(FP)に求められるイメージを被せるとどのようになるでしょうか。保険募集を行わないという前提であれば、FPに求められる要素は、 (1)複数の会社の商品を説明で…

銀行による保険販売(3)

銀行による保険販売(2)はこちら (2) 営業チャネルの特性 全銀協の報告書では、チャネルのイメージもかなり正確に報告されていると思います。この報告書では、銀行、保険会社の営業職員、保険会社の通信販売、郵便局、保険代理店の窓口・営業職員、勤務先…

保険会社の医療保険の役割

公的医療保険を考え、お金が必要となるタイミングを考えると、民間の医療保険に求めるものが明らかになってきます。 一つは治療関係で自分が負担する金額です。健康保険などの自己負担分に加えて、差額ベットや食費の自己負担分などが含まれます。そして、先…

銀行による保険販売(2)

銀行による保険販売(1)の続き その結果、全銀協の報告書では、通信販売や保険代理店の比率が実際よりも大きな数値になっていると考えられます。ここでいう保険代理店とは、小規模の保険代理店ではなく、インターネットを駆使した大型の保険代理店と解釈さ…

頼りになる公的医療保険

公的医療保険(健康保険や国民健康保険など)で知っておきたい給付は、傷病手当金と高額療養費です。 傷病手当金は、それまでの給与収入がなくなったときに、給与の3分の2を医療保険が支給するしくみです。給与ということになりますから、自営業者が加入する…

銀行による保険販売(1)

(1) 2つの報告書を比較する 先日(注:原記事が作成されたのは2012年時点です)、全国銀行協会(以下、全銀協)より、「銀行による保険窓販に関する消費者アンケート」という報告書が公開されました。報告書の目的は、銀行における保険販売で課せられている…

医療保険で考えておきたいこと

入院というリスクと保険いついて考えてみましょう。 お金が必要になるのは、(1)入院する時(2)入院中(3)入院後の3つの段階に分かれます。 実は、民間の医療保険で考えておきたいことの焦点は、(1)と(3)なのかもしれません。これは、青年期&医…

壮年期&医療保障

医療保険は、保険の中で一番身近な存在になっているのではないでしょうか。そして、年齢とともに保険の必要性を認識し始めるとき、最初に考えるのも医療保険。かつては、終身保険や定期保険の”おまけ”のような存在だったのですが、今では、医療保険は立派な…

アカウント型保険の功罪

日本の大手保険会社ではアカウント型保険という保険を販売しています。毎月支払える保険料はそれほど多くないという消費者の制約をくみ取り、保険料を抑えてたくさんの保障を付加することができるのが特徴です。 必要保障マップの考え方とアカウント型保険の…

ニーズを分解する

終身保険で必要な機能は2つに分解できました。それは壮年期の死亡保障と高年期の老後保障です。まだ現役世代で働いているので資産を取り崩す必要がなく、こどもがある程度の年代になり死亡保障がそれほど必要でなくなった、中年期には終身保険は一時的に不要…

かつては終身保険がニーズを満たしてくれた

かつては老後のためには終身保険に加入しておくのが合理的でした。終身保険は、加入した時から保険金額の死亡保障がついていて、相当の年数が経つと解約返戻金も貯まっている。死亡保障と老後保障をあわせて、終身保険で賄うことができていたのです。 しかし…

かしこい保険の選び方(5)

銀行が終身になって販売されている一時払終身保険。販売されているのには理由があります。 一つは保険の診査が緩いこと。もう一つは手数料が大きいからです。 しかし、手数料が大きいからという理由だけで保険を選んではいけません。保険料の高い・安井は存…

老後のための必要資金の考え方

老後の生活のためにどの程度のお金を用意しておくべきなのかよく話題に上ります。これを計算するには、図のような山を考える必要があるでしょう。この山の頂上は、現役世代からシニア世代へ切り替わる時期、つまり、リタイアの時期です。 リタイア後の生活を…

壮年期&老後保障

横軸に年代、縦軸に保障の種類を配した必要保障マップで、壮年期&老後保障の部分を考えてみましょう。死亡保障と老後保障を分離して考えると合理的な判断ができるという結論に辿りつくのではないでしょうか。 必要保障マップを考案した背景は実はここにあり…

考えておきたいこと

壮年期の死亡保障を考えるときに、少し考えておいてほしいことが4つあります。 一つは保険金を受け取った後、資産運用を行えますかということです。3000万円保険金を受け取ったとして5%の利回りで運用できると年間150万円。これは大きいですね。 二つ目は年…

ライフプランと死亡保険金

ライフプランから死亡保険金を考えてみると、図のように考えられるでしょう。世帯主が死亡することによって将来の収入が減少する。その結果、資産が十分に積み立てられなく、人生の後半で資産がマイナスになる。そのようにならないように保険に加入するわけ…

死亡保障の考え方

最近では、どの程度の保険金額の保険に加入すればよいのか、データをコンピュータに打ち込めば計算してくれます。しかし、ここが要注意ポイントです。保険を販売することを前提にしたソフトでは、少し高め金額の金額が表示されるように思えるからです。 もし…

死亡率と保険料

保険料を考えるときに気にしてほしいのが死亡率です。ある年齢の人がどの程度亡くなるのかを表す指標が死亡率。壮年期の死亡率は、男性の場合は急激に上昇し、女性の場合は低位で安定しています。 そして、保険料の高低は、この死亡率によって決まっています…

壮年期&死亡保障

横軸に年代、縦軸に保障の種類を配した必要保障マップで、壮年期&死亡保障の部分を考えてみましょう。結論から言えば、家族がいるなら死亡保障は必要です。ただし、勧められるままに保険に加入すると、入りすぎになってしまうかもしれません。 この領域で保…

学資保険を投資信託と比較すると

学資保険は投資信託と比較されることが多いと思います。そして、貯蓄機能という点だけを取り出してみれば、多くの場合、学資保険は投資信託より劣後するでしょう。 272 その理由の一つは、死亡保障を提供しているからです。死亡保障のコストが貯蓄機能を低く…

学資保険と預貯金を比較すると

学資保険は預貯金と比較するとその特徴が際立ちます。親が途中で死亡したと考えたとき、学資保険では保険料は支払ったものとして取り扱われますから、保険金は当初考えていたとおりの金額を受け取ることができます。 一方、預貯金ではその時までに積み立てら…

学資保険の死亡保障

貯蓄機能が強調されがちな学資保険ですが、保険としての魅力は死亡保障にあります。保険契約者(お父さんやお母さんなど)が亡くなったときに保障があるのです。これは学資保険特有のしくみです。 学資保険では、保険契約者が亡くなると、以後の保険料が免除…

戻り率

貯蓄機能が高い学資保険に使われる指標が「戻り率」。不思議なことに、ほかの保険では使われません。支払った保険料の総額に対する、受け取る保険金の総額の割合が戻り率。 戻り率が100%を超えていれば、損はしていませんという意味。でも、戻り率は時間の…

青年期&学資保障

横軸に年代、縦軸に保障の種類を配した必要保障マップで、青年期&学資保障の部分を考えてみましょう。学資ニーズは、将来のこどもの教育資金を準備するというもので、学資保険は学資ニーズを満たす金融商品としてもっとも有名です。 ただし、学資保険は貯蓄…

医療保障を細分化する

私たちは、医療保障といいますが、実は3つに区分して考えるとよくわかります。 一つは入院が決まったときに保障を受けるタイプです。がん保険や三大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)保障保険などが当てはまります。 もう一つは入院日数に応じて給付金を受…

自己負担額の内容

入院したときの自己負担額には、医療費のほかに差額ベット代などが含まれています。 生命保険文化センターの「平成25年度生活保障に関する調査」の自己負担額の定義では、高額療養費制度(ひと月あたりの入院費が一定金額を超えると超過分の大半が健康保険等…